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座頭市と用心棒のKUBOのレビュー・感想・評価

座頭市と用心棒(1970年製作の映画)
4.0
こんな映画があったのね〜!

『座頭市と用心棒』

新聞のテレビ欄を見ててこのタイトルに目が止まり、

「え?用心棒?三船敏郎?まさかね〜?」と思ったら、そのまさかでした。

勝新の「座頭市」と三船敏郎の「用心棒」の競演! こんなすごい映画、あったんだ〜!

冒頭から対峙する両巨頭! まるで『ゴジラ vs コング』!

だいたい音楽が伊福部昭だし『ゴジラ』みたい!

かつての平和な村に3年ぶりに帰ってきた座頭市。そこはヤクザが仕切る荒れ果てた村と変わっていた。そのヤクザの用心棒が三船敏郎。だが、その飲んだくれの用心棒にはもう一つの別の顔が…

勝新太郎、三船敏郎の他に、2人のマドンナとして若尾文子、村の長老に嵐寛寿郎などなど、すごい豪華キャスト!

さらに、謎の刺客「九頭龍」役の岸田森が若い! カッコいい!

座頭市vs用心棒は、対決はあるものの、巨悪の前に共闘するのも『ゴジラvsコング』と同じ。どっちかを負けさせるわけにはいかないもんね〜。

でも勝新と三船の勝負はカッコいいよ! 2大ヒーロー並び立っちゃうんだな〜。

「大映」印なんだけど、監督岡本喜八だし、音楽伊福部だし、トータル「東宝」の雰囲気なのがちょっと不思議。

昭和の2大スター競演の痛快娯楽時代劇! 貴重な作品を見れてよかった!



*『座頭市 in Quiet Place』って映画作ったらおもしろそう! 斬鉄剣持った座頭市がモンスターを切りまくる! どう?
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