ポケ文太郎

アメリカの悲劇のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

アメリカの悲劇(1931年製作の映画)
3.5
1931年 アメリカ🇺🇸

セオドア・ドライサーの同名小説が原作
『陽のあたる場所』は本作のリメイク

監督は『モロッコ』『嘆きの天使』の
ジョセフ・フォン・スタンバーグ

ストーリーはだいたい『陽のあたる場所』と同じなんですが…
本作の方が分かりやすいクズ男です!

主人公は確かにイケメンですが、モンゴメリー・クリフトが演じたようなナイーブ感は全くなく潔い糞男💩

サンフランシスコでホテルのボーイをしていた男は友人の人身事故(子どものひき逃げ💢)にびびって町から逃亡

その後職を転々としながら仕事を見つけ、新しい職場では部下の女性に手を出すのですが結構強引でしかも超上から目線
相手の女性が健気な分、余計に不憫でした
後の裁判でも言われますが当時は「婚姻外の交渉は犯罪」
それを知っていて女性をたぶらかす不届者💢

金持ち美女との関係は下手にロマンチックにしていないので男の腹黒さが出てました

この男のヘタレ具合がハッキリ出るのは裁判シーン
ああ言えばこう言う…つまらない言い訳ばかりで観ている自分だけでなく彼の弁護士ですらウンザリしてました🤣

なにより彼のお母さんが可哀想だった😢

何が『アメリカの悲劇』なのかは全然分かりませんが、本作の方が糞男ストーリーとして大変理解しやすいです


【余談】
男に手を出された女性役シルヴィア・シドニー♡まん丸の顔に大きな瞳の可愛らしい女優さん
『マーズ・アタック!』の車椅子のお婆ちゃんでした😆
ずっと、可愛らしかったんですね♡
ポケ文太郎

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