碧

告発の碧のレビュー・感想・評価

告発(1995年製作の映画)
4.5
(再鑑賞)

観てから10年以上経ってるはず。
その時の私、これを観て何を思ったのだろう。
内容は覚えてるのに、そこは覚えてない。
きっと当時大好きだったクリスチャン・スレーターに満足しただけだったのかも。

劇中では…というより過酷が度を過ぎていて作品にすら思えず、同様にヘンリー・ヤング本人としか思えなかったケヴィン・ベーコン。
でも特典映像で今作を語っている彼は、当たり前だが役者だった。
今の私が1番おののいたのは、そこのギャップ。

内容がどこまで実話に沿ったものかは知る由もない。
娼婦とのシーンも事実かどうかわからないが、あそこで女の私が泣いてしまった。
彼のあまりの救われなさに。

ほぼ30年前の作品。
その時代に、これだけの表現力をぶちかましたケヴィン・ベーコンに今更何も言葉がない。
(言わずもがなのゲイリー・オールドマンも)

ただ、反動で『フットルース』を観たくなった!
碧