独立機関銃隊未だ射撃中の拘泥のレビュー・感想・評価

完璧な尺の間緊張感を一切途切らせず，敵地のトーチカという密室一つの舞台で，日本の戦争状態における「内と外」という形を克明に浮かび上がらせる．してラストに浮かぶ「終」は純度100%文字通りの終でこんなもんは映画開始1秒から左下に書いておけという，内の闘争の苛烈な絶望を類稀な構成と撮影で映し出す戦争映画というより戦争を閉じ込める「密室映画」の稀な傑作であります．Amazonで買え！！