拘泥

戦場のメリークリスマスの拘泥のレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
4.2
ホン以外は画、言わずと知れた音楽を含む演出、それぞれマジで傑作のレベル。設定も良い。鳥肌は何度か立った。とても面白かった。
しかしホンが要所要所光るものの基本的に全然面白くない事があまりにも惜しすぎる。このホンでここまで面白いのなら、ホンをもっと冷徹に研ぎ澄ませていたらもっと歴史に刻まれたやろ。この撮り方をする映画でこの人物の定まらなさというか緩慢さというか文学でなさは、ちょっと全然ノレないっす。ホン以外が良過ぎて全然観れてはいたんだけど、180分と錯覚するくらい長かった。坂本龍一は演技はさておき絵面的にはかなり映えていたし、たけしは流石の一言なんだけど、その存在感を引き立てるようなホンだった訳でなく、それ以外の総力でめちゃくちゃ何とかなってただけ。内田裕也はなんでなんだ笑
神と神を出して、デヴィッド・ボウイが赦し贖うんなら、こんな一不良じゃなくて神にしちまえばよかったんだよ。デヴィッド・ボウイを使うんだぜ?冷静になるなよ。
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