ししまる

バトルシップのししまるのレビュー・感想・評価

バトルシップ(2012年製作の映画)
3.3
ハワイ沖でリムパック(環太平洋合同演習)が行われる中、正体不明の巨大な物体が出現。ミサイル駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズ、ミサイル駆逐艦サンプソン、こんごう型護衛艦みょうこうの米日艦船3隻が偵察に向かうが、正体はエイリアンの母船だった。
米海軍と海上自衛隊が合同でエイリアンと戦う話。興行的には大赤字でストーリーはあってないようなものだし突っ込みどころ満載ながら、洋上の戦闘は迫力あるし、男の子が好きなやつ。何も考えなくても楽しめる。終盤で元ミズーリクルーのおじいちゃんたちが活躍するのも面白い。
ただ海軍に入ってすぐ大尉とか、キャラ設定は疑問。サンプソン艦長役のアレクサンダー・スカルスガルド、みょうこう艦長役の浅野忠信がともに若すぎて、艦長の威厳がない(浅野忠信は当時30代後半。昨年8月にみょうこう第17代艦長となった1等海佐は50歳)。二人がどうこうじゃなく、設定何とかならなかったのかなあ。リアーナ演じる兵曹を吹き替えた土屋アンナはうまい。リーアム・ニーソンが演じた提督のセリフ「降伏条件を話し合おう」って、ミズーリでの降伏文書調印にかけてる?ポストクレジットシーンあり。
✅メモ
同名のボードゲームをベースとしている。第33回ゴールデンラズベリー賞で最低作品賞。製作費2億900万ドルに対し世界興行収入3億300万ドル。
航行する戦艦ミズーリは実物を使って撮影された。1944年就役のミズーリは当時の副大統領であるハリー・S・トルーマンの出身ミズーリ州に因む。太平洋戦争では日本の降伏文書調印式場として甲板が使用された。
みょうこうは実艦ではなく、ほとんどが、あたご型護衛艦あたごで撮影されている。
✳️再鑑賞(①2012/9)
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