ゴン吉

バルカン超特急のゴン吉のレビュー・感想・評価

バルカン超特急(1938年製作の映画)
4.1
アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス作品。

舞台はヨーロッパの雪山がそびえるパンドリカという仮想国家。
列車に乗る直前に、イギリス人の老女と話していると植木鉢が落ちてきて、頭を強く打ってしまう。
意識が朦朧となりながらも老女と一緒に特急列車に乗り込む。
目を覚ますと老女の姿が見あたらない。
周囲の人達は、みな老女すら知らないという。
はたして老女は存在していたのか。
もしくは頭を強く打った記憶障害による妄想なのか? 

作品冒頭は、二人組のイギリス人男性がメインにストーリーが展開されたため、彼らが主人公かと思いきや、実は脇役。
見事に騙されました。
さらに魔術師やハイヒールを履いた修道女、脳外科医など怪しい登場人物が次々と登場。
人間の記憶は怪しいもので、大丈夫と思っていた記憶が頼りにならないことも。
「おとといから歌っていたのに完全に忘れた!」 

古い作品ですが、それなりに楽しめた。 
それにしても本編以上にミステリーなのが邦題。
なぜこの邦題になったのか?

BS TVで鑑賞
ゴン吉

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