まみこwith餅さま

バルカン超特急のまみこwith餅さまのネタバレレビュー・内容・結末

バルカン超特急(1938年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

レトロお洒落なジャケットと

カッコいいタイトルに惹かれて視聴!

1938年(昭和13年)制作のモノクロ。

冒頭、駅舎兼ホテル?の混み合いから始まり、驕慢なお嬢さん、クロケット好きの紳士コンビ、民族音楽の保存と称する騒音男子が次々登場。彼らは英国人という設定。

そこに穏やかな老婦人。階下で歌うギター弾きに耳を澄ますロマン派かとおもいきや、彼女が台風の目。出国を阻まれる英国スパイ。

なにかと縁のある老婦人が列車内で消えたことを、一人訴え続けるお嬢さんが可憐で、だんだん好きになってくる。
騒音男子も、ホテルでは無礼千万だったが、協力的で好ましく思えてくる。
やっと、めでたく主人公たち目線に合流。

列車内では陰謀加担者がキッチリ囲い込んでおり、これは無理ゲー?という状況。

敵のリーダーとおぼしき医師に精神異常と決めつけられてピンチになるお嬢さん。

英国人の目撃者たちは自己都合で偽証。あてにならない。

追い込まれるさまは古びない迫力がある。

うまく乗り切って何人かの犠牲(不倫弁護士他)はだしつつも、主人公たちは無事というハッピーエンド。

結婚前日に、駅で一方的に無視され振られる婚約者が気の毒だが、お嬢さんに振り回される一生を回避できたと思うしかない…😅💦

当時の蒸気機関車🚂より、現代の新幹線🚄の方がはるかに速いのですが、画面上の迫力ではかないませんね!
下方向からのアングルなど、物凄い超特急感!怒涛の如く宇宙まで突き進みそうです。

なかなか楽しい作品でした💕