青山

夏の嵐の青山のレビュー・感想・評価

夏の嵐(1954年製作の映画)
3.6
オーストリア占領下のヴェネツィアで、イタリアの公爵夫人とオーストリアの将校が禁断の恋に落ちちゃうお話。


不倫だけど、純愛。純愛だから、破滅。そんな感じでした。
とにかく映像が綺麗。そして悔しいかな終盤に登場する愛人の子がめちゃくちゃ可愛かったです。この女優さん、19歳で飛行機事故で亡くなられたようで......。残念ですね。

戦争も愛も知らない子供たちなので何が何だか分かりませんでしたが、ひとつ気付いたのは自分は人間が壊れる話が好きかもしれないことです。それはきっと壊れたい願望の現れなんでしょうね。私のような真人間でも壊れるところを追体験できるから映画は面白いのかもしれません。
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