たまち

或る夜の出来事のたまちのネタバレレビュー・内容・結末

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

・ローマの休日のようなラブロマンス。結婚式で白いドレスを曳きながら走るシーンが印象的。

・有名な「ジェリコの壁」。壁を越えてクラークの胸に縋り付くシーンは、少女漫画のような王道のラブシーン。キスすらないからこそ少女漫画らしい、夢物語感があるんだろうな。ただ日本人には事前知識がないと何も理解できない。「壁を倒してよし」で角笛が出てくるところも。

・コルベ―ルの涙が美しい。白黒なのに、溢れる涙で目が星空の如く煌めくのを感じる。いじらしさと、令嬢らしい気の強さの演じ分けが見事。
ヒッチハイクシーンが特に笑いどころたくさん。エリーは令嬢なのに変にこなれておませな感じが面白いし、それでも隠し切れない人の良さ。
たまち

たまち