御朱印帳

ライアー ライアーの御朱印帳のレビュー・感想・評価

ライアー ライアー(1997年製作の映画)
3.3
離婚して時々子供に会う、嘘をつけくなつた弁護士をコミカルにほろ苦く描く。

アメリカ映画に子供が出てくると離婚もよく背景として出てくるが、両親と等しく交流したい子供の心情、共同親権か否かなど裁判上での親権争いの有利不利、離婚後の元夫婦間の関係性も描く。

1997年公開で、野球では、全盛期は過ぎていたはずのホセカンセコ、アメリカに渡った野茂の名前が出てくる。プロレスでのフオンエリック一家の伝家の宝刀、アイアンクローが親子交流のツールとして出てくる。主人公が仕事で使うパソコンがAppleのpowerbook5300c 、公開から25年経過したので、小道具にそれなりに時代を感じる。

一見、コメディ映画であるが、離婚後の子供の心情をしつかりと浮き彫りにしたり、普段は立ち入り禁止であるはずの空港区域の滑走路上でのドタバタアクション、勝訴にかける弁護士の生態などを多層的に重ねたジムキャリーの顔芸だけに依存しない作品。
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