御朱印帳

ダンケルクの御朱印帳のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.2
新作オッペンハイマーの恐らくはプロモーションでNHKのクローズアップ現代+にクリストファーノーラン監督がインタビューに応じているのを見て、彼の作品を見たくなり、鑑賞。

1940年、ナチスドイツによりフランスの港町ダンケルクに追い詰められたイギリス、フランスの連合軍は40万人の兵士をドーバー海峡をわたり、イギリスに逃れさせようと試みる。イギリス海軍の艦船だけでは足りず、民間の観光船や漁船など大小様々な船がダンケルクに向けて出発する。そして、多くの兵士の命を救うことに成功する史上空前の脱出劇。後に、ノルマンディーの戦いに結びつけて、連合軍は第二次世界大戦に勝利するという史実を陸、海、空からの映像で描く。

ダンケルクの戦い、世界史で名前だけは覚えていたが、このような史実が頭に入っていないと感情移入も難しいかもしれない。英米人であればナチスドイツを破る契機となった作戦、誇らしく鑑賞していたことだろう。

正直、私もワーナーのYouTubeチャンネルで林修先生の解説動画を見てなるほどと感じて、見直しました。

スターウォーズ、007などの分かり易いアクションを見慣れ、それと比較すると80年以上前の戦争と脱出劇を写実的に描いているので物足りなく感じるかもしれないが、行間や得意の伏線回収で「考える」よう求める。飛行機や船舶のカタカタ鳴るエンジン音がリアル。

そして、イギリス軍、イギリス国民一人一人のサバイバル劇がナチスドイツに対する勝利に繋がったことがわかる。
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