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サテリコンのNomのレビュー・感想・評価

サテリコン(1969年製作の映画)
3.7
キリストも誕生以前の古代ローマ。倫理観がまだまだ確立されていないローマでの少年の旅を描いたカルト映画。これ凄いのがエキストラからメイン人物まで全員に個性があること。この映画の製作にはかなり時間を費やしているだろう。特に美術。

タブーで倒錯してるって思ってしまうのは仕方が無いことではあるが、それは近代的な思想/価値観であり、これこそ古代ローマの人間の生き様であったはず。だからこそ現代と古代ローマの対比によって揺れ動くカタルシスはあった。しかし100%理解するのは難しかった。
鮮やかな色彩の映像美、異彩を放つ美術、滑稽な展開、不潔極まりないタブー描写。情報量が多すぎてずっと「???」だった。色々と自分なりに咀嚼し理解しようとしたが難しい。ちょこちょこ1人だけカメラ目線なのは何???
この映画の有識者の方、教えて欲しい😐

ps
3分の1はチン〇映画でした。あれだけ倫理観は狂っていてもチン〇か機能しなくなると、落ち込むのは一貫してますね。()
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