1958年にアニメーションと実写のハイブリッドを実現しただけでもすごいのに、さらに独創的な世界観を乗っけることに成功したカレル・ゼマンの代表作。
話がシンプルで画面に集中できてよかったけど、これは、シンプルなものを確信犯的に選んでやっているのかもしれないね。
楕円(パースのついた車輪)が回転するのとか、サラッとやってるけどすごいこと。アニメにみえるような小道具を用意して、それを撮影してアニメのように見せているなど高度なテクニックがいっぱいで没入度が高かった。
かわいい画面と展開なのに、やってることは高度でエグい。
カレル・ゼマンのアニメーションを楽しむにはうってつけの一本でした。