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悪魔の発明の324のレビュー・感想・評価

悪魔の発明(1957年製作の映画)
4.6
ストライプで彩られた自然と人工物。緻密で余白の埋まった画に不安神経症的なものを感じる。数えられるなら史上もっとも直線が多い映画なんじゃないか? 近代以前の海洋ロマンと漠然としたテクノロジー進歩への希望。それに対応するような線描画と実写の混在したファンタジー。美しいが常軌を逸した不気味さも感じる。チェコアニメーションらしいし「メリエスの後継者」という表現が抜群に当てはまる。
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