KenzOasis

トゥルーマン・ショーのKenzOasisのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.0
生まれ、泣き笑い傷ついたり、惚れた腫れたなどの喜怒哀楽全てが作り物で、24時間全てが管理されて展開されていたら。
コメディチックに描くかと思いきや、終始切なさの香りがする話でした。
7歳からの親友も、ふとしたきっかけで出逢った妻も、そしてトラウマも全てが嘘とか、切なすぎますよ!!!笑
「気づけ抜け出せかいくぐれー!」とか普通に思いました。
視聴者もどっかの遠くの話としてドラマ感覚で観てるのもコワイ。普通に受け入れてるのは不思議なとこでした。金か、金なのか。

周到に用意された監視体制のはずなのに、ぽろっと綻び始めるのが意外と一瞬だったりしたのは最初は驚いたんですけど、最後まで通して観てよく考えてみると多分そういうもんなんですよね、秘密みたいなものって。
善悪無しに、自己都合の中にだけ居ると、バレるわけがないとか、気付くわけがないとかタカをくくりがち。
とかまで感じて、かなり楽しめた作品でした!

ジムキャリー、あんた最高だよ!!!
「クセがすごい」なキャラはもちろんのこと、どうなってんだ!?!?からの開き直りとか、開き直りつつ足掻く感じとか、本当に上手い。
自由にやらせたら一体どうなるんだろうとか思ったりする。
他作品もこれから楽しみです。
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