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トゥルーマン・ショーのフジのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【2020#027】
 保険会社で働くトゥルーマン(ジム・キャリー)は平凡な日常を送ってきたつもりだったが、実は生まれた時からクリストフ(エド・ハリス)らによって作られた世界(TVセット、周囲の人はみなエキストラ)を生きており、365日24時間TV放送されていた。
 そんな日常に違和感を感じたトゥルーマンは試行錯誤の末、自分の世界は虚構のものだと気づく。クリストフに抗議し、駆け引きとが行われるが最後はトゥルーマンがいつもと変わらない朝の一言を放ち物語は終わる。


 大学の英語読解の講義でメタフィクションの一例としと扱ったので鑑賞。メタフィクションは割とギャグ要素に使われるイメージがあったけど(ex.銀魂.ドラマ49)、それとは違う全く新しい世界観で新鮮だった。
 エキストラがミスして虚構の世界にボロがで始めるところとか面白くてしっかりコメディだけど虚構の世界(フィクション)に住む人は幸せなのか?それを知ったら人はどうなるのか?など色々考えさせられることも多かった。
 意外だったのは1人の人にずっとカメラを秘密で当て続けることに対する(物語の中で)賛成意見が多かったこと。プライバシーの問題とかで批判しやすい対象なのにほとんどが賛成なのは親近感から?「100日後に死ぬワニ」心理と通ずるものがあるのかなと思った。
 自分には1回で見つけられないような伏線とか仕掛けがまだまだあると思うのでもう1回いつか観たい。
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