Vega

キャリーのVegaのレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
3.7
切ないなぁ。
スーとトミーの善意が違う形であったら、こんな結末にならなかったのに。。。

豚の血が落ちてきた時、笑ってたのはクリスの友達だけで、横の男子とか他の子たちはさすがにヤバいって顔してて笑ってなかった。でもそこで全員に笑い者にされるというキャリーの脳内映像に切り替わったのは、その前に母親にそう言われてたからで、今までの全てが爆発して惨劇が起きてしまった。

キリスト像の目が光ってるのが怖かったのと、お母さんが同じ姿勢で亡くなって、その表情が今までで一番穏やかだったのが印象的。

一般的なストーリーは主人公が困難に直面していき、半ばでどん底に落ちて、後半に解決に向かっていくものが多いけど、この物語はプロムに誘われて、きれいになって、キラキラしてどんどん上がっていって絶頂でいきなり落とされるっていう展開がすごい。
Vega

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