浅野公喜

美少女戦士セーラームーンRの浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.6
90年代を代表する人気アニメの劇場版第一作。これ以外の劇場版かもしれませんが幼稚園の遠足の帰りのバスで観た記憶がなんとなく有ります。

今作の敵は人間の弱った心に寄生する邪悪な花であるキセニアンとそれにコントロールされている青年フィオレ。このキセニアン、上半分は人間の女性、下半分はクモみたいな足になっておりスピーディーにガサガサ動くので気持ち悪い(笑)。

1時間程度の作品なので物足りなさも少し感じますが、セーラームーン(うさぎ)は意外と戦わないのが特徴で他の戦士達を守る為武器を捨てる&弱さを見せることでフィオレの心を揺さぶり弱らせてしまうのが印象的。衛がかつてフィオレにバラを送ったエピソードは元々の持ち主の事を考えれば客から貰ったブランド物のプレゼントを質屋に売るホステスの逆バージョンみたいだと最初は思ったのですが、よく考えれば愛情のバトンと捉える事が出来ますし、フィオレが衛との約束を最後に果たすことでうさぎをも救う展開に繋がっており良く出来ているなと思いました。

ちなみに好きなキャラはマーズとプルートです(不人気キャラ好き)。
浅野公喜

浅野公喜