ぬーこ

怪獣大戦争のぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

怪獣大戦争(1965年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

監督 本多猪四郎
脚本 関沢新一
主演 宝田明
舞台 明神湖

怪獣+SFの欲張りセット!
最近ウルトラセブンの4Kリマスター版を観ているので同じノリで楽しめた。
本作はゴジラたちだけでなく、人間ドラマに力を入れている。話の展開も伏線もちゃんとしてる。

それにしても最初からキングギドラを操ってたと考えると冒頭のX星人のやらせ演技は笑える。
最後、ラドンのゴジラの肩掴んで、キングギドラに突撃、からの両者そのまま崖から落ちて海へ強制退場。

富士(宝田明)とグレンは宇宙飛行士。新たに発見された木星の衛星X星に調査に行く。
一方全く売れない機械を作ってばかりのメカオタクの哲男。彼女の兄の宝田明に結婚を認めてもらえない。ついに開発した製品の一つレディガードが世界教育社という企業に5千万の破格で売れると言う話が舞い込むのだが。

主役は宝田明のこと多いんだけど、いつも印象に残らない。それよりもしょうもない機械開発する奴や心正しきヒロインの方が印象に残る。

フジらを送り出し不敵な笑みを浮かべ、知らんX星語を話す

ゴジラが宇宙ハイでシェーやってる!笑
キングギドラを吊るしてるワイヤー見えてる。

X星に置いてかれるゴジラとラドン。バイバイしているような寂しいと吠えているような。

富士山をバックに近郊の工場襲うキングギドラ👍

○面白いSF用語、設定
・酸化水素爆弾
・ゴジラとラドンを借りる代わりに、がんの特効薬を提供するという条件
・着物を着た主婦代表が国会で意見を言う
・謎電磁波でどんな重いものも宇宙空間に運べる。
・X星人の女性は皆同じ顔。美しい女性が好きではないのですか?
・全て計算機に従って行動するX星人。
・なぜか宗教家が国の意思決定機関のメンバー入り。多様な意見が反映されてる笑
・ヒントが少ないナミカワの最期の手紙、なのに解読するグレンと哲男。
・X星人を倒す切り札レディガード。不協和音を東京タワーからラジオで流す。

2021.126
ぬーこ

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