『鍵泥棒のメソッド』や『運命じゃない人』でお馴染みの内田けんじ監督の自主制作映画。本当にずっと見たかったやつ!
この頃からエンタメ性に富んだ脚本力は抜群。まだ映像や音声に拙さはあるけど、本の面白さと、コメディセンスがズバ抜けているから、普通に最後まで面白く見れちゃいました。
内容はあんまり多くは言えないけど、とにかく"らしさ"が爆発してる。監督の作品を1度でも見たことある人は何となく分かるはず。何というか最初からあのスタイルは確立していたんだなー、と再認識。
ちなみに今作は、演者としても監督が登場する。なんか普通に演技が上手くて笑った。渋川清彦的な存在感があって、個性派俳優としても成功できていたんじゃないかしら。
あと、主役の中桐孝さんの演技が面白くて、他に何かに出てないか調べたところ、情報が一切なかった。それもそのはずで、実はこの人、監督の幼馴染のサッカー仲間らしい。要するにただの素人。それであんなに面白い演技できるの凄すぎ😮