フワッティー

無防備都市のフワッティーのレビュー・感想・評価

無防備都市(1945年製作の映画)
-
「対ドイツの不屈のレジスタンスを記録したい」を出発点に、驚くほどドラマチックな作品に仕上がっている。

映画史に残ると言われているピーナの最期のシーン(勇敢な彼女を襲う非情な銃声)。その後の展開の不吉さしか感じられない羊の銃殺シーン。不屈さを間接的に裏付けるような、凄惨なシーンが多数存在する。

拷問から目を背けない神父。拷問に耐え抜き座ったまま息絶えるマンフレーディー。それを見て気を失うマリーナ。倒れ込むマリーナを跨ぐゲシュタポ。拷問シーン一つを抜き出してみても、それぞれの立場の相互関係が読み取れる。
フワッティー

フワッティー