フライヤー

無防備都市のフライヤーのネタバレレビュー・内容・結末

無防備都市(1945年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

レジスタンスのイタリア人たちと、ゲシュタポの話。

勇敢な母親が殺されるシーン、拷問のシーン、その拷問部屋の二部屋となりでは、優雅にピアノが弾かれており、ゆったりとしてドイツ軍が過ごしている。そして、レジスタンスのイタリア人の情報を渡し裏切った女にあげた上着を持って行ったゲシュタポ諜報員の女。戦争映画として、随所にとにかく悲しい場面が入っている。

司祭が殺される時には子供たちが合言葉の口笛を吹いていたシーンは、これでせめて魂は救われてくれと願ってしまった。

司祭がなかなかいい立ち回りで、ゲシュタポを欺いて資金を調達したり爆弾を回収したり、ワクワクする展開はあった。しかし、やはりハッピーエンドにはならず残念だった。

DVDの参考資料にあったが、メインキャラクター意外は全部素人らしい。また戦中戦後に作られた作品で、資金と物資不足が苦労したらしい。