びっくり!
まさかの主人公の男女コンビが両方死ぬというバッドエンド。
でも、よく考えたらゾンビものってこれ以外の解決ありえないよなぁ。
その意味では潔い終わり方だ。
害虫駆除の超音波で死者が蘇るという設定だけど、ここでいう害虫って、主人公の男みたいな、怪しげな風体の若者の暗喩でもあるんですね。
無茶苦茶銃撃したあげく、「生き返ってみろよ、また殺してやるからさ!」と捨て台詞まで吐いた頭の硬そうな刑事が、本当に生き返った男の主人公にガッツリ殺されます。
ここが本当にざまあ!って感じ。
こういうパニックものでは「無能な警察」って定番キャラクターだけど、ここまできっちり落とし前つけられた例ってないのでは?
何発撃ったところで、今度のおれはゾンビだから効かねえぜ!ってなもんですよ。
オチは救いゼロなのに、最終的にはスッキリするという奇妙な後味です。