sonozy

クジラの跳躍 Glassy Oceanのsonozyのレビュー・感想・評価

クジラの跳躍 Glassy Ocean(1998年製作の映画)
4.0
絵本作家たむらしげるさんの『銀河の魚』に続く原作・監督 第2作目。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞。

モノクロ映像のオープニングで、大きな客船に乗る少年と父親。少年は双眼鏡で遠くのトビウオを見つける。

一転、グリーンの世界。ここはガラスの海。
老人が、ガラスを割って小魚を捕っていると、連れてきた猫がトビウオを見つける。
どうやらここは、時間速度が異なる不思議な世界。トビウオなのに、空中に浮いて止まっているので、老人は簡単に手で何匹も捕っていく。

老人はクジラが跳躍する兆候を発見し、そこでキャンプをすることに。
ガラスの海からはウォーター・ピープルたちが現れ、様々な楽器で演奏をしてくれる。
夢うつつ、老人は船乗りだった頃を思い出す。

老人は画家と会う。すると既にクジラは跳躍を始めていた。
トビウオ同様、クジラも時間速度が異なり、ほぼ止まって見える。
全身が海から出るのは、あと6時間かかるようだ。
画家はイーゼルを立て、クジラを描き始める。

本作はいくつかのエピソードが混じりあった世界で、癒やし度はやや低めかな?
ナレーションを永瀬正敏さんがやってます。
sonozy

sonozy