鯨を愛する友人からのレコメンド
目に優しく、耳に優しく、心に優しいアニメーションで超ドリーミー
ストーリーは別に理解する必要はなく、感じるままでよさそうではある
みんなの声が凪くらい落ち着いて…
「海は、ガラスだった」
望遠鏡を覗く子供が見た、一瞬のくじらの跳躍
それを半日かけて観測する人たちの世界
老人と黒猫がガラスの海の上を歩き、海を割って魚を取り、夢を見る
くじらの目を覗き、不思議な音…
硝子でできた海のプル艶感が良かった
まさにここは多次元世界
重力も無重力も混ざり合っている
過去の記憶も遠くからの視線と重なっている
とても難解でした
半分が水に浸かった時計は何時なのか分からな…
絵本作家たむらしげるさんの『銀河の魚』に続く原作・監督 第2作目。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞。
モノクロ映像のオープニングで、大きな客船に乗る少年と父親。少年は双眼鏡で遠くのトビ…
胸が締め付けられるような切なさが残る作品。
一瞬一瞬の連続でできていく”今”という時間を、全力で泣いて、そして全力で、美しいものを追いながら生きていきたい…。
たむらさんの世界は優しくて、どこまで…