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魔術師のNICEのレビュー・感想・評価

魔術師(1958年製作の映画)
4.2
ベルイマン流コメディ🧙

『第七の封印』同様、ニヒルなコメディとして観るとかなり面白くなる。この頃のベルイマンはどの作品もユーモアがあって良いです。

あらゆる真実が曖昧な世界で「死」だけが確かな真実。だから人々は偽物でも楽しいウソを好む。
昔は宗教や魔術というウソが好まれ、現代では化学やお金といったウソが好まれる&どの時代にも好まれるウソは愛。

ベルイマン作品の中でも過少評価されている映画だと思う。
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