きょう

オテサーネク 妄想の子供のきょうのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.5
本監督の作品にハマりつつある。
不気味で悪趣味な世界観、アート的な表現だが解釈がしやすい塩梅なのが自分に丁度いい。

前後半でメイン視点が入れ替わる構成や、民話を現実で辿るとどうなるかの想像性が面白かった。
要所で入り込むメタファーを仕込んだ奇妙なカットも癖になる。

オテサーネクの人になりきれていないデザインや、ストップモーションによるカクついた動きがいい味を出していた。
"産まれる" までの過程が狂気的で一番好きかもしれない。

中盤少し中弛みはするが、総じて新鮮な体験ができる映画だった。
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