きょんくん

ラブリーボーンのきょんくんのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
3.8
14歳の少女が殺され
死体は発見されないが
少女の帽子がかなりの血液と共にトウモロコシばたけで発見される。

こういう導入だったら通常ミステリーサスペンスで復讐劇であってもおかしくない。
でもこれはピータージャクソンが監督。

だから殺された少女(スージー)は天国へは行かず家族に会いたいと思い現世にとどまり
クラスの不思議少女はスージーがまだこの世にいる事がわかり
スージーの弟や父親は彼女がここにいる事に気づく。

これはのこされた家族が幸せになる物語。
再生の物語。

ラストに蛇足?もあるけど
あれを入れておきたい気持ちは痛い程わかる。

死者の世界も生者の苦しみも
家族の絆も祖母もイカれ?具合もあわい初恋も…
復讐より大切な事。
復讐から解放されて幸せになれる事
簡単じゃないけど
そうなれたらいい。
幸せになれたらいい。

とてもメッセージ性のあるいい映画だと思います。
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