マクドナー監督にはぜったい裏切られない
そもそも裏切るとは?!って感じもするのですが
いい意味でも悪い意味でも裏切るって予想外ってことだから
それは新しい可能性ってことだから
須くいい意味なのでは?
と思うのですが
私のような者には過去の作品を愛するあまり
似たような何かを求めてしまいがちで
そういう鑑賞者は監督には迷惑なのかもしれない
と冒頭から全くストーリーに関係のないことをぼやく。
それでもこの2人のキャストを用意されたら
死ぬまでに一度は行きたい場所にもなっておる「ヒットマンズレクイエム」In Bruges
の事を思い出さないわけにはいかないわけで🥲🥲
このこころを抉られた名作「In Bruges」を凌ぐ物語、脚本の妙、演者の妙、が本作には極まっていて人間をここまで描くことができるんだ。と感に耐えなかった…
「春にして君を離れ」は自分の中でもとても抉られた作品で今なおそれは変わらないのですが
この映画はこの小説を超えた領域を語っていて2重三重の意味でマクドナー監督の
描き出す人々の生き様を人生の節目節目で思い出さずにはいられないと思う。