ごじごじ

インド行きの船のごじごじのレビュー・感想・評価

インド行きの船(1947年製作の映画)
3.5
入手困難なベルイマン初期作品。表層的には恋愛ものだけれど実質は父と子の殺意にまで発展する確執を描いたもの。おそらく先天的な異常により歪んだ父と、父からの理不尽な抑圧によって歪んだ息子。その狭間で耐え続けた母、父の愛人であり息子の恋人である女性、みんなみんな病んでいく。全体的に暗い画面に、人間の丸裸の精神が飛び交う96分。
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