遊

カップルズの遊のレビュー・感想・評価

カップルズ(1996年製作の映画)
-
「エドワード・ヤンの恋愛時代」のラストが今まで観た全映画のラストシーンの中でもトップクラスに好きだけど、それに匹敵するラスト なぜならロスト・イン・トランスレーションだから ロスト・イン・トランスレーションのラストが世界で一番良いことは学会でも定説になっている

キービジュアル、そこを抜くセンスも最高

エドワード・ヤンの「台北ストーリー」「恋愛時代」「カップルズ」の3つはもうどれがどのタイトルでもなんら支障ない「台北における恋愛群像劇」で、3つともあらゆる群像劇の中で超ハイクオリティ 2時間の中で10人以上の顔と名前を一致させてそれぞれの物語をきっちり追えるような脚本と構成、学ぶところが多すぎる 絶対面白い

後半に出てくる間抜けなヤクザのキャラひとつとっても魅力的だし、レッドフィッシュが大悪党の父を疎みながらもその哲学を受け継いで悪さをして、そのことに悩んでる感じとか...ディテールが味わい深すぎ 本当に2時間??

原題は「麻雀」なのか...良い
遊