オペラ座　血の喝采のミミックのレビュー・感想・評価

ダリオ･アルジェントなりのオペラ座の怪人。カルト的なドギツいショットは少ないぶん大分見易くなってる。殺人シーンはデ･パルマを彷彿させるカメラワーク、劇場を飛び回るカラスが襲いかかるところはヒッチコックの『鳥』っぽい。緊迫した場面で流れるロック音楽のぎこちなさも味のうち。カラスの瞳のアップとかドアの覗き窓を通る銃弾とか瞼が閉じない剣山とか、監督の発想の豊かさに感心。時々挿入される脳のカットは結局何だったんだ？

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