一言でいうならば粋というのがピッタリの2作目。
まずロシアより愛をこめてというタイトルから粋。
前作より派手でトリッキー。西側と東側の対立を深めるような暗躍をするスペクターの立ち位置が効いてる。
原作は単純に東側との対立だったらしいんだけど、翻弄する立場の組織を出したのは映画的には正解のよう。
すれ違う人が敵か味方か無関係なのかわからなかったりするのはスリリング。
敵の殺し屋が白々しく近づいてくるのが好み。
アクションは肉体派バトル多め。終盤のヘリコプターとのアクションは割と危険度高め。
今回もボンドの迂闊さと敵側の詰めの甘さは健在。敵のスペクターの内部統制の取り方が恐怖政治のようで、その為に上位の工作員殺したりしててダメな組織感出てる。猫は可愛い。
ナンバー3も有能なんだろうけど、暗器を見せちゃうというダメさ加減。
ボンドガールはルックスがとにかく良い。本心がわからないのもミステリアスで良かった。でも、猫の方が可愛い。
