このレビューはネタバレを含みます
スコセッシ監督に詳しいわけじゃないので、ただ思ったことを。
ボグダノヴィッチの交友録って本だったかな。ジェリー・ルイスは最後「ここまで来てルパートは何故ジェリーを殺さないの?殺すでしょ」って言って脚本を変えようとしたらしい。
ロバート・デ・ニーロが「それじゃあタクシードライバーからのイメージが固定されすぎてしまう。勘弁してくれ」ってなって結局変えなかったそうだけど。
ある意味もっと破滅的なラストでも良かったかもしれない。テレビ出演が妄想だと感じさせてくれるノリは好きだけど。
あと、ジェリー・ルイスを忘れてしまった今の日本人にはこの映画の現実味の薄ら寒さは感じられにくそうで、惜しいなぁ。
タイムズスクエアの交通を麻痺させたぐらいの男なのに。