Jumblesoul

クランスマンのJumblesoulのレビュー・感想・評価

クランスマン(1974年製作の映画)
3.0
リー・マーヴィン主演のKKK団もの。監督は意外にもエンタメ作品の巨匠テレンス・ヤング。脚本にサミュエル・フラーが参加。
州によって違うとは思うけど、保安官を選挙で選出する地域の話。そのせいか、他の作品では正義漢のはずのマーヴィン保安官が人種差別主義の住民に気を使ってどうも歯がゆい。
西部劇の時代はとっくの昔なのに、一般人が簡単に私刑を強行してライフルをブッ放す。40年経った現在でも、このアメリカ白人の意識はあまり変わらないというのも怖い。
差別反対主義者役のリチャード・バートンが渋い好演。
音楽はテーマ曲のスティプル・シンガーズ等、70年代ブラック・ミュージックの雰囲気がいい。
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