りゅーきマッドベリー

全身ハードコア GGアリンのりゅーきマッドベリーのレビュー・感想・評価

全身ハードコア GGアリン(1994年製作の映画)
4.1
自分が好きな海外のラッパーLil Uzi Vertがインタビュアーから

「GG…イントロ!!」と言われて

「ア〜リィィ〜ン♪」ってLil Uzi Vertは答え、少し嬉しそうにGGアリンのフィギュアとポスターをもらい「彼は蘇ったんだよ (この)俺だよ…😒 えっと…😔 俺はどこにいる…🙁」

って会話で存在を知った「ロック史上もっとも見事な変質者」 GGアリンのドキュメンタリー⛓🩸🔪

自分がめちゃくちゃ大好きな作品『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』とホアキン版『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督のデビュー作品💗

Smokepurpp(スモークパープ) ってラッパーもGGアリンの葬式写真をオマージュしたアルバムジャケットにしていたり、近年のSoundCloudラッパー達から尊敬されているGGアリンってどんな人?って答えを知るには分かりやすい映画✨

首に付けたチョーカー以外は全裸🤣
フルチン状態でライブをし、ライブを観にきたパンクスと殴り合いをしボコボコにされたりする様子や椅子を放り投げたりするところは昔ながらのパンクロッカーやなぁ〜なんて思っていたけど…
女子パンクスの煽りにブチ切れて髪を掴んで引き摺り回し、手が出てしまうってところで彼女を守るパンクスの彼氏が飛び出してGGアリンに殴りかかる様子や「Bite It You Scum」っていうカッコいい曲を歌いながら器用に脱糞して顔に塗りたくる姿を観ていて

「もうめちゃくちゃやん!!!」

って感想しか出てこなかった😂
あんなにライブの前方がめちゃくちゃ空いていて後方で観るのが特等席なアーティストって初めてやわ🫢

そんな映画のキャラクターやGTAの主人公になる素質を持ってそうな真のパンクロッカーGGアリンの言葉もいちいちカッコいい🤘❤️‍🔥

「全員敵だ 俺は全てが憎い どのシーンにも属さず自分のやり方でやる 『心が機関銃で体は弾丸 観客は…標的だ』」

「さっさと死ねだと?テメェの慰み物になってたまるかビッチ!」

心が機関銃で体は弾丸って表現を自然にスラッと言えるところがマジでロックの逸材。

そして獄中にいる殺人ピエロのジョン・ウェイン・ゲイシー🤡(ITのペニーワイズの元ネタ)に何度も訪ねてるとか情報量が多いしホント濃いすぎる!!現実にいた人物と思えない!映画のキャラだよ!!笑

しかし何でもやりすぎるより、絶妙にやりすぎないぐらいが本当のカッコ良さだとこの作品で改めて認識。
あとこのドキュメンタリーを観て日本でもユンボでライブハウスの壁を壊しながら登場したり、大量のガラスを客席やフロアで投げつけたり、チェーンソー振り回して自分の太ももを切ったりしてた山塚アイのハナタラシってパンクバンドの存在を思い出した。