ABBAッキオ

電送人間のABBAッキオのレビュー・感想・評価

電送人間(1960年製作の映画)
3.5
 1960年福田純監督。東宝変身人間3部作の第2作。今作だけが本多猪四郎作品でなく、若大将シリーズの福田監督。「美女と液体人間」よりも映画としてまとまっているが、「ガス人間第1号」ほどの名作ではない印象。敗戦直後に軍資金を横領した上官たちに襲われた博士と部下。博士の技術で電送人間となった部下(宝田明)がかつての上官に復讐を遂げるというもの。無表情の宝田が電送人間となる描写は特撮として効果的だし、音楽もよくマッチしている。ただストーリーが予測可能なのと女性に存在感がなく、全体として平板。終わり方もあっけない印象。
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