このレビューはネタバレを含みます
原題は、shooting dogs
虐殺の加害者には発砲を禁止されている国連の兵士が、
衛生のためだからと野犬に発砲する、と言い出したときの重要な台詞。
むちゃくちゃな殺戮をしているフトゥの民兵には発砲されなければ発砲できないという理由で撃たないので
それで犬は撃ってきたのか?と牧師は聞いた。
キリスト教的な意味合いも少しあるのか?
またbbcのお姉さんが、ボスニアの被害者(白人)には自分の家族を重ねて涙が出たが、アフリカ人の死体に対する自分の感情を最悪だというシーンがあり、
それがもしも邦題の「ルワンダの涙」と関係しているのならば素晴らしい邦題だと思うんだけれど、どうなんだろう。
基本的にはなんだこりゃみたいな邦題に思えたので希望的観測。
もしジョーの涙がルワンダの涙なら、最後の場面も生きてくる気がするよ
国に帰ったジョーをマリーは赦している。
ジョーは偽善と向き合って生きている気がする
やっぱりキリスト教的意味合いがあるのかなあ。
国連の役立たずっぷりが美しいほど。
この際「宗教」も役立たずっぽく描かれて気もする。
フトゥとツチの民族争いの部分だけが描かれていたが、この殺戮にもヨーロッパ統治の影響がどっぷり絡んでいるみたいだ。
現在、ルワンダが「アフリカの奇跡」と言われるくらい復興してると聞いて感動してる。
1994年だもんなあ。
25年前。
他ルワンダものも見るつもり。
ルワンダに行ってみたくなった。