あやしいかげ

イップ・マン 序章のあやしいかげのレビュー・感想・評価

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
3.8
喧嘩稼業にも出てきた詠春拳のチェンソーパンチ。
ネタの出所はここだろうなと確信できるくらいにカッコいい。
…が、そう感じるのは結構最初のうちだけ。
この作品にジェット・リーやジャッキー・チェンのような多彩なアクションを期待してはいけない。
主人公はヒトよりもセガールに近い生物で、生彩に乏しく、詠春拳の達人なので(考えてみれば当たり前だが)詠春拳の動きでしか戦わない。
ならば敵にこそ動きのバリエーションに期待したいところだが、残念ながら出てくる人物がみんなヘタっぴな長拳みたいな動きなので、格闘シーンがワンパターン。
せめて空手使いだという三浦大佐の動きくらいは違ったものにして欲しかった。
手をバタバタさせて詠春拳で殴られるだけなら、空手だろうが跳刀地背拳だろうが一緒ではないか。
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