🐉 Jackie Chan-ISM Vol.044 🐉
WHO AM I？
◆あらすじ◆
南アフリカで活動していた特殊工作員のヘリが墜落する。ヘリの中で唯一生き残った男は、原住民たちに助けられるも記憶を失っていた。彼は原住民たちから「フー・アム・アイ」と呼ばれるようになり、記憶を求めて旅立つが、次々と刺客に追われることになってしまう。
◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢：44歳
※本作主人公の名前が明らかにならないため「ジャッキー」として以下、記載します。
南アフリカで記憶喪失になった男に謎の組織が襲いかかり、その男は記憶を取り戻すため、戦い続けるストーリーであり、誰が味方か分からないまま、真相を突きとめようとする男の奮闘がこれ以上なく描かれています。
ストーリー構成上、失った記憶を取り戻すことが終盤にならないとできないため、少しじれったい部分がありますが、理由が分からない状態で刺客たちに狙われ続けるという緊迫感に満ちた展開がそれを補って余りあるものになっています。コメディの部分が少なく、後半はシリアスな展開の連続なのも良かったと思います。
序盤の原住民たちと暮らすジャッキーの姿もなんかほのぼのして楽しかったです。序盤の少しだけですぐに都会に移るので、もう少し観たい気がしました。
ジャッキーが記憶を取り戻す旅に出てからはアクションの連続となります。どのアクションも身体を張りまくっていて、ジャッキーの身体能力と度胸強さをこれでもかと感じることができました。終盤は激闘に次ぐ激闘で観ている私も手に汗握る状態になりました。急角度のビルの窓を高所から滑り落ちるシーンは誰も真似できないと思います。
オオサト・ユキ役で山本未来さんがヒロインとして出演していて、ジャッキーと面白い絡みをしていたので、最後まで出て欲しかったかなと思います。ケイン・コスギも出てますよ。
かなり面白い作品でした。個人的にコメディとシリアスのバランスが絶妙で、それでいてアクションが素晴らしくて好きになりました。
鑑賞日：2023年6月27日
鑑賞方法：U-NEXT
