透明なテント

人情紙風船の透明なテントのレビュー・感想・評価

人情紙風船(1937年製作の映画)
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山中監督がご存命であれば50年代にどんな映画を撮られたと想像する。
この哀愁、悲哀。長屋の横一列なフラットさと海野又十郎を苦しめる縦社会の辛苦。
その2つがある事件で交じり合ったときにどうなるのかという、傑作だと思う。