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まむしと青大将のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

まむしと青大将(1975年製作の映画)
3.5
『まむしの兄弟』シリーズ9作目にしてラスト。ここに来て1作目の中島貞夫×高田宏治コンビに戻る。前作が『極道』シリーズとのコラボだったが本作は一応単体もの扱いになるのだろうか。結局観終わっても青大将が誰なのかわからない。
そしてまさかの賭博が麻雀。
前半40分は菅原文太のみで川地民夫は出て来ないがベビーフェイスの健役の荒木一郎が良いキャラクターのため飽きない。
冒頭の殴り込みがバチバチで序盤のトルコでの4人+1人と菅原文太を上から撮る画が強烈。
何だ一条さゆりじゃなくて一条沙織なのか。緑魔子にぴったりの役。
悠木千帆名義時代の樹木希林が老け役で登場したりと遊び心もある。準主役級の位置にいる川谷拓三も忘れ難い。
シリーズのような破茶滅茶さはないがこれはこれでなかなか悪くない。
どこか哀感漂うラストが好き。

途中当時の名古屋駅周辺が映っていた。
ユニモールはこの頃からあったんだな。
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