daiyuuki

ゴースト・ハンターズのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)
3.8
サンフランシスコのチャイナタウンでレストランを経営しているワン(デニス・ダン)は、アメリカ人の友人ジャック(カート・ラッセル)と、空港に恋人ミヤオ(スージー・パイ)を迎えにいったが、彼女は“死の貴族”というやくざに誘拐されてしまう。彼女の行方を追う2人はチャイナタウンのやくざ同士の抗争に巻き込まれるが、ミヤオは伝説の幽霊ロー・バン(ジェームズ・ホン)に捕えられていることを知る。
ロー・パンは2258歳で肉も骨も霧状だが身長2メートルの怪人に変身、グリーン・アイの女と結婚すれば呪いから解放されると知って、“雷鳴”“雨”“稲妻”という超能力三人組に命じて緑の瞳のミヤオをさらったのだ。
ジャックは空港で知り合った女性弁護士グレイシー(キム・キャトラル)やワン、さらにロー・パンの正体を取材に来た女性記者マーゴ(ケイト・バートン)らと“地獄のカマ”や“さかさま地獄”の迷路に迷い込み、ジャックとワンは魔窟で三人組に捕えられロー・パンのもとへ連れて行かれた。
そしてグレイシーも、グリーン・アイだったために連れ去られた。
ロー・パンは催眠魔術でグレイシーとミヤオを魂の抜けた人形のようにし、エンマ大王の大宮庭で華麗な結婚の儀式をあげる。これで普通の人間に復活できると喜び、花嫁から生き血を吸いとり、うまそうになめた。
ロー・パンの結婚の儀式のさなか、ジャックとワンは式場に殴り込みをかけ、壮烈な戦闘がくりひろげられた。
伝説の幽霊に恋人をさらわれた2人の男の恋人救出作戦を描くSFファンタジー。

腕っぷしは弱いけど、天然でタフなカート・ラッセルとカンフーが強いデニス・ダンの人種を超えたコンビが、2人の緑の瞳の美女を使い肉体を取り戻し復活しようとする魔王ローパンと戦う展開を、香港からカーター・ワンやダン・イノサントを呼んでのワイヤーワークを生かしたド派手なカンフーアクションやド派手な特撮満載で、オフビートなタッチで描かれるので、ほどよく見ていて心身がほぐされるようにユルイ特撮アクションコメディ映画。
daiyuuki

daiyuuki