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コースト・ガードのmhのレビュー・感想・評価

コースト・ガード(2001年製作の映画)
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朝鮮半島の南北軍事境界線を守るコーストガード(海兵隊員)たちを背景とした、弩のつくエンタメ映画。
笑っちゃうくらいステロタイプなキャラが多くて、笑っちゃってると笑顔がだんだん固まってくる。極端なキャラにしてあることが奏功して、とんでもない方向に物語が転がっていく。
ゆるい軍律が展開にひと役かってるんだけど、そのあたりは徴兵制をしく韓国ならではのものかもしれない。
よく考えたら、誰何、警告なしに発砲、手榴弾投擲とかありえんのだけどね。
計算尽くでクレバーな脚本というよりも、週刊連載のマンガのようなアドリブ満載でそれらをカバーしてあまりある勢いと熱が素晴らしかった。
まるで東映やくざ映画の名作を見てるかのようだった。
なるほど、これがキムギドクかと見終わったあとに把握。これまで「悪い男」しか見てなかった。
ドラマとしてよくできてて、戦争映画というよりか、シチュエーションムービーといったほうがいいかもしれない。
「シュリ」とか「JSR」が生まれた頃の韓国映画のひとつで、これなら世界が注目するのも納得だった。
面白かった!
mh

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