してちゃん

がんばれ!ベアーズのしてちゃんのレビュー・感想・評価

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)
3.5
「ウェスアンダーソン映画に登場する子どもたちの群れについて考える上で必須教材」とのことだったので、なにそれ面白そうと視聴。

すごいかわいかった。

まとまりよく、バランスよく、メッセージ明快で、終始極上のチャーミングさ。

スポーツモノのハラハラ展開も楽しめて、お手本のような娯楽作品。

それゆえに各キャラの扱いは記号的で軽いものだけど、大切な感情の芯はごまかさずに丁寧に描いていて好き。

これを素直に楽しんだなら、信頼と反骨の土台が、現世の経験不足のちびっこにもきっと根付くと思います。