がんばれ!ベアーズの作品情報・感想・評価・動画配信

『がんばれ!ベアーズ』に投稿された感想・評価

まも

まもの感想・評価

3.6
ジョジョのポルナレフが好きな映画としてタイトルを知り、いつか観ようと思いつつ数十年を経てやっと鑑賞

ダメ大人とへなちょこキッズのスポーツもの
中立的で地味に良い映画、という所感。(抽象的すぎですね)
このチームはユダヤ人や黒人、いじめられっ子などの社会的弱者ばっかりだ、とチームメイトの悪口を言う喧嘩っぱやいチビに対して「お前だってマイノリティだろ!」と言い返すシーンだとか、女の子の選手がチームに大貢献している様だとか、70年代の映画としてはけっこう現代的・進歩的な思想が活きている作品なんじゃないかな。
全体を通して説教臭くないのも良いです。
しかし演出がなにぶん地味なので、過激な描写に慣れてしまった現代っ子にはちと退屈かもしれません。
野球の良さを良く知らない自分でも、なんか野球やってみたいかも...という好奇心を抱いてしまいました。これは奇跡です。
しかし野球経験が一切ない大人なので、おそらくこれからもグローブをはめる機会は無いだろうと思われます。

そしてバターメーカーの憎めなさが良いなと思わされます。もちろん飲んだくれなのはいただけないですが、ほとんど初対面の子供にあんだけなじられても受け流すような余裕のある大人ってあんま居ないんじゃないかという気がします。いや適当なだけなのもあるでしょうけど。いずれにせよ、自分は子供たちに何かを啓蒙するような立場ではない、という客観性がこの飲兵衛に備わっていたのが子供たちに受け入れられた(というより舐められた)理由なのかもしれない。
大人の品格(なんじゃそりゃ)というのは、人生のどこかの地点で味わった挫折とどう向き合ってきたのか、に現れてくるのかもしれませんね。
【だめな奴が本気で頑張る姿って泣ける】

だめ監督が率いるだめだめ野球チームの成長ドラマ。
メンバーは、小さいなりにみんな生意気だったり自我があって一人前。
そこに少し大人な2人(アマンダとケリー)が加わることで「成長過程」にいる「子供時代」が際立って大人との対比が強くなる効果もあった。

「だめな子供」は可能性があるけど、「だめな大人」は見応えがある。監督・バターメイカーは成長しなそうだし「こうなったらもう…という底つき感のあるだめさ。
それでも、「こいつ、野球の為に自腹切るし、なんだかんだいって野球めっちゃ好きじゃん」という捨て猫を拾う的な圧倒的好感がもてる奴。

子供らもバターメイカーも、「野球」だったからつながれたし、一緒に成長できたのがわかる。「好き」は人を動かす根本的エネルギーだ。
結果、チームの団結とすれ違ってきたアマンダの「父」の座を獲得(ちゃんと両想い的に)できた。
(母が出てこない演出、好きだな~、普通出しちゃうよねぇ)

「あきらめるのは習慣になる」きっと色んなことを諦めてきたバターメイカーが、無意識に自分のことを言っているようで、そして画面のこちら側の大人にも響くのでした。

ラスト、負けになってしまってカタルシス弱めに思えたけど、真の勝利=チームの真の勝負魂が宿ったからこそのセリフ「来年は勝つぞ」が感動的だった。
音楽みたいなわかりやすい感情表現がなくても、この一言で観客に感動が起こることが映画の成功なんだと思う。

それにしても、音楽の使い方がうまかった。
同じ曲を曲調を変えてシーンの意味がわかりやすくて、へっぽこシーンが際立って笑えた。
お楽しみ演出が盛り沢山で楽しませてもらいながら、大人(=大きくなってしまった元子供)が本気で頑張る姿に感動させられる映画でした。
これこそ物心つく以前から知っていたくらいの映画だが、遂に観た!
ちなみに本作が元ネタの『レッドビッキーズ』は大好きでかかさず観てました。当時。だからかなー、本作、リアルタイムで観た世代の愛着・ノスタルジーゆえに語り継がれてるお子様向けムービーという勝手な思い込みがありまして、今まで食指が伸びずでした。が。

いやいや面白い!
バターメーカーのダメ大人っぷりが人間味溢れてて最高。よき監督であろうとするんだけど、そうそうすぐには成長できない、あ〜あ〜あ〜それ言っちゃ〜みたいな。(『コブラ会』のジョニーとかまんま!)子供たちも生意気で反抗的だったりするんだけど、やっぱり大人が怒ると萎縮しちゃったり、小学生っぽさ満点。
クライマックスの試合もけっこう尺を取って、丁寧に盛り上げ、感動の名シーンあり、結末も安易に終わらせずで、いや〜お見事。

ハリウッド富裕層のおこぼれで生活してるバターメーカーとアマンダ。英語が話せないメキシコ移民の子。不良のケリーや子供たちのクソガキっぷりはおそらくそういう貧富の環境だったりもあるんだろうなあと暗に描いてるところも渋かったです。

名作!
atsuko

atsukoの感想・評価

4.6
 観て良かった〜⚾️

 テータムオニールって、スピッツ の曲があるんだけど、この人のことじゃん!聴こえ方が変わってくるー。

 こんな可愛い女の子が野球チームに来たら私も憧れるわぁ♡

 ズルをして勝つくらいなら、負けた方がマシだよね😭💘
mas

masの感想・評価

3.8
日本の高校野球とかと違ってみんな楽しく野球してるなあって印象で観た記憶
個人的に野球映画ブームが来てるのでその流れで観たんだけど、野球映画にありがちなチームワークの尊さ・自己犠牲の必要性を説くような内容ではなく、むしろその逆と言えるような、利己的でもいいんだよというテーマで凄く良かった
傷付かないようにすることだけが人を大切にするということではない
監督に疑念を抱いた瞬間の子供達の表情が凄い
ゆいこ

ゆいこの感想・評価

3.8
登場人物一人一人が、大の大人である監督も含めて皆未熟で、でもその人間臭さが愛おしくなる。
友達と呼ぶ程の仲じゃない、でもその相手が外野に貶されたら黙っていられない。
それはもう仲間の証だろう。
口汚く罵る捨て台詞までも、なぜだか良くやった!と褒めてあげたくなるようなラストシーン。
成長途中の彼らをまだまだ見守り続けていたくなる様なエンディングだった。
ペーパームーンで魅力全開だったテイタム・オニール、少し成長した彼女も、変わらず最高に愛らしい!
子ども達の成長物語に打たれ弱くなってしまった自分に、時の流れを感じた。
baby

babyの感想・評価

3.7

好き!!!!
正直時代もあって今見るとなんやかんや
言われそうな作品だけど正直な描き方が
かなりハマった。

ベアーズのみんなも、バターメイカーも結局本質的なものは変わってなくて、まだまだ技力だけでいうと弱小だったり、諦めがちな性格だったり、、、。
でもそんな彼らだったからこそ互いに成長させあってるのがなんだか愛おしい。
勝敗ではなく、取り組んだ結果が大切。
そして最後の清々しいほどの口の悪い投げ台詞まで全部好きになりました。
昨夜いった中華屋の店内TVで昭和喫茶店が若者に人気とかやってまして、若者の1人が「エモいみたいな感じかな?」と喫茶店評してまして、エモいはともかく、みたいな・感じ・かな?という三重にも断定を避ける物言いにひそかにイラッときた昭和のおじさんの俺も、断定を避けるため「感じ」という言葉を多用してるよなと思ったのです。でこの映画は、たぶん・観たような・気がする・って感じ、の懐かしいヒット作。感想はというとここは断定してエモい!の一言。もう一言テイタムかわいい!を付け足してもどの方面からもクレームはこないのではなかろうかと。ただし地上波放映などしたらクレーム押し寄せそうな懐かしいエモ描写満載。試しにしてみないかフジテレビ。『ウォッチメン』好きにはちびっ子時代のロールシャッハがとにかくエモい。
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