新文芸坐「表現社50周年記念 映画監督篠田正浩と女優岩下志麻の映画人生をたどる」特集で、「はなれ瞽女おりん」の上映と篠田正浩監督と岩下志麻さんのトークショーに続いての鑑賞。
篠田監督がトークショーの中で大まかな筋をネタバレ(笑)してしまっていたのだけれど、それを知りつつ鑑賞するともう序盤から重苦しくて観るのが辛かった。山代温泉に移ってしばらくした辺りで観ていられなくてギブアップ。劇場を出てしまった。
この作品も「はなれ瞽女おりん」と同様に、運命に翻弄される若い女性、特に性的に搾取される様が昭和の風俗とともに描かれている。60年代の岩下さんは「はなれ~」の頃と比べても別格の可憐さを見せているね(だからこそ見続けられなかった)。若き山崎努さんの姿を見られたのも嬉しかったな。
トークショーで言及されていた、岩下さんの実父が警官役で岩下さんを逮捕するシーン観たかったけど残念(>_<)。