ロボットマン

紳士協定のロボットマンのレビュー・感想・評価

紳士協定(1947年製作の映画)
3.9
70年以上も前からこんなにしっかりとした差別をテーマにした映画があったのかと驚いた。
単純に差別は悪だというだけでなく、差別意識もなく差別に反対している人間ですら無意識に差別してしまっている事が描かれている。
日本は島国なので差別とは少し縁遠いとは言え、差別は存在するしいじめも広義で言えば差別。
きっと大部分の人間はアンの言うところの偽善者で、キャシーのようになれる人は数少ない(映画なのできっとキャシーは本当に改心したんだろう)
この映画はそんな偽善者たちがハッとさせられるような鋭さを感じた。
差別をしている人たちではなく、差別をしていないと思っている人たちが観るべき映画。