おかちゃん

憂国のおかちゃんのレビュー・感想・評価

憂国(1966年製作の映画)
2.8
◎観賞して何日か経過した後の感想
▪️これって「アナクロ」じゃないの?
▪️文学と映画の世界観実験的共有
 この点は、皆さん書いているように素晴らしい追求だ。勿論、意図通り成功している部分と実験的描写で終わっている部分はあります。
◎問題はテーマだ。
▪️三島=学徒動員に行きそびれた戦争生き残り。「至誠」が彼の絶対無二。
▪️戦後派=何でそんなものを絶対化するの?
政治的立ち位置の違いは理解出来る。ただ、その事によって人間のエロースや感性までもが支配されなければならないのか?私は理解出来ない。
逆説的に言うなら、そこに素直に投影化出来るのは、有る意味羨ましい。